ママが幸せになれば、赤ちゃんも幸せになる
女性は新しい生命を体の中で育むことができ、神秘的な営みである「お産」があり、そして、母になる。古代より「母」なる神は多くの社会において深く崇められており、大地であり、生命の源であるとされてきました。
「母の心を今の社会が求めている」そう述べられたのは、日本のマザーテレサと言われた佐藤初女さん。(※1)
佐藤初女さんは「お母さんになることは本当に難しいこと。母という字の難しいこと、書けないこと。この懐の深い母の心こそ、いま家庭でも、社会でも求められたいるものではないでしょうか。母の心を持てば、すべての問題が解決する、とわたしは思っています」と書物でも、劇中でも、話されています。
母は本当に偉大である。佐藤初女さんからの言葉からもそう頷けます。
※1 佐藤初女さん 日本の福祉活動家、教育者。母親像の典型として全国から慕われた。青森・岩木山麓の山荘に悩みや問題を抱えた人たちを迎え入れ、その声にひたすら耳を傾けられた。「美味しいと感じた時に人は心の扉を開く」と、おむすびや山菜といったごく自然な家庭料理を作り、共に食卓を囲んだ。
私たちがトッポンチーノを作るにあたって、ママの次に、お話を伺いに行ったのが助産師さん達でした。
その際に伺った“母と子の神秘的な繋がり”のお話。
そこから見えたことは、「ママが育児をするにあたって幸せであること。一人の女性として楽しく生きる大切さ」
赤ちゃんが生まれた直後から、赤ちゃんと母親との人間的なふれあい、頬ずり、抱っこ、添い寝、オンブといったスキンシップ豊かな子育て交流が充分ないと、母親が母親になり損なうことがあると言われています。生みの母親であっても、そういう濃厚なスキンシップのやりとりを通してはじめて、自分が生んだ赤ちゃんをかわいく思えるようになるし、母性愛も湧いてきます。そういう体験がもとになって、はじめて揺るぎない母と子の絆ができあがり、子どもは母親に対して愛着をもつという『母と子の愛情の確立』の話を伺いました。
また、母親が育児に対して不安に思っていたり、孤独感を味わっていたり、スムーズに事が進まなくてイライラしていたりする気持ちは、不思議と赤ちゃんにも伝わるとも聞きました。
助産師さん達に伺ったお話から、人生の出発点における赤ちゃんへの優しさは『母と子の絆の強さにある』と感じています。赤ちゃんとママの繋がりは深く、『母と子の絆』が赤ちゃんにとって、(一生の大切な何かを形成するのではないか)と、そう強く感じます。
だからこそ、ママが幸せになって欲しい。「ママが幸せになれば、赤ちゃんも幸せになる」
パパは、家族のために遅くまで仕事をしてくれているとはわかっていても、家事と育児でクタクタのママにしてみればちょっとは手伝ってほしいと思う時もあるでしょう。ママは、寝不足や体の疲れからイライラすることも多いはず。
少しでもママにストレスがたまらないように、パパや周りが協力してあげることも子育てを手伝っていることに繋がり、ママだけでなく、赤ちゃんも穏やかに過ごすことができます。
だからこそ、私たちジョリーメゾンは、パパでも、周りの人でも、気負いなく新生児を抱っこしてママの手助けの一歩になるように、【ジョリーメゾンのトッポンチーノ ®︎】を開発しました。それは、“疲れたママたちが少しでも笑顔の時間が増えるように”。
私たちは、ただビジネスのためだけに、ベビー用品を作っているとは思ってはいません。
掲げているVisionは「育児が幸せと感じる環境をつくる」ことであり、私たちの目指すMissionは「育児環境をより良くする製品とサービスを提供する」ことであるため、ソーシャルプロダクツ(※2)としてベビー用品やサービスを開発・展開し、より良い社会づくり、および、優しい循環を目指しています。
※2 ソーシャルプロダクツ 広く社会にも恩恵をもたらすという性質をもっており、生活者は「ソ-シャルプロダクツ」を通じて気軽に社会貢献をしたり、より良い社会づくりに参加したりすることが可能である。「ソ-シャルプロダクツ」は、人と人とのつながりを生み出しながら、皆が一緒になってよりよい社会をつくり出していく手段でもある。