ジョリーメゾンのトッポンチーノ®︎の始まり
“The problem is The solution ”
これは、パーマカルチャー(※1)ではよく聞く言葉です。
【問題があるということは課題がある。課題を違う角度で見ることが出来たなら、より豊かなものに変化する。問題が見つかれば解決したも同然である】と言う意味であります。
と、同時に、【問題ではなく答えに生きる】という『抗議するだけでは何も変わらない。問題に囚われるな。』の仏教の言う“迷い”に気をつけるようにも解釈できますね。
※1 パーマカルチャーとはパーマネントアグリカルチャー(永続可能な農業)からできた造語でオーストラリアのタスマニアから始まった新しい考え方。
では、何故、私たちがまずはじめにトッポンチーノを作るように至ったのか。それこそ、“The problem is The solution ”という視点から行動を開始し始めました。
「イクメン」という言葉は「育児(イクジ)をする男性(メンズ)」の略から生まれた言葉で、現在のイクメンは、ママの手伝い「サポート」をしっかりするパパとされていますが、しかし、日本における「サポート」という言葉自体が、『育児は女性が主体である』という事を証明しています。
ここに、[女性支援と育児環境の改善を行う]上での課題があると感じています。
ジョリーメゾンの代表は男性です。その代表である、西島が男性の立場で、“何故トッポンチーノを作りたいと感じたか”は、自身が主体として(当然、男性なので母乳が出ない所など役割分担は生じます)育児経験したため、いかに育児が困難極まるものかを実際に身をもって知ったからと話します。
「“育児が困難極まるもの”ということは、一部の男性も理解していると口にしますが、本質的は何も理解していないと感じています。結局のところ、『日本の育児環境は、女性が主体である』という考え方は全然変わっていない上、男性優位である社会環境が過去1000年以上続いているこの国(日本)ですぐに男性の意識を変える事は出来ないと感じた。」と言います。
ただ、ここで社会へ批判をしているだけでは、何も状況を改善できないからこそ、課題から答えに生きようということで行動に移し始めました。
そこで、この日本においての“大きな環境の変化を促す”には、まずは少しでも改善できれば、、、という想いで、いくつかの候補の中から【トッポンチーノ 】を選びました。
これが【ジョリーメゾンのトッポンチーノ®︎】の始まりです。
産後の女性は、しっかり身体を休める必要があること、男性は、赤ちゃんの世話を新生児の頃からやっていないと、パパになる心の準備が遅くなったりするケースもあるということで、出産前後だけ仕事を休むのでは不十分だと言えます。
たとえ仕事を休み、真に育児に取り組んだとしても、男性にとって、新生児(産後直後-6ヵ月)の寝かし付け・抱っこ・あやすのは本当に難しいものです。特に赤ちゃんに一定の愛着認識が芽生えるとさらに難易度があります。
もしも、産後からママもトッポンチーノを通じて赤ちゃんを抱っこしていれば、パパも少しは難易度が下がります。
要は『男性の育児に対する苦手意識を減らしてあげられること』がとても大切です。
また、パパは子供が新生児の時は、父親の自覚が芽生えていません。故にすぐに泣かれたりすると、諦めてしまう傾向(ママ依存)にあるため、そのような事を減らすツールとしての【ジョリーメゾンのトッポンチーノ®︎】なのです。