ジョリーメゾンの中綿もGOTS認証!?
GOTS認証という言葉を聞いたことはあるでしょうか?オーガニックコットンの認証ラベル、GOTS認証について簡単に解説していきます。
オーガニックコットンと聞くと品質がよく、体にやさしいイメージをもっている人が少なくないだろう。でも実は、オーガニックコットンも普通のコットンも品質には大きな違いはなく、むしろ収穫された綿からどちらかを判断することは難しい。違いは唯一、生産過程にある。
GOTS認証(読み方:ゴッツ)とは?
●GOTS認証(ゴッツ認証)
世界のオーガニックブームにともない、オーガニック製品が増えています。
「GOTS」は、テキスタイル分野のオーガニックに関する国際認証で、糸、生地、衣類など広い意味での繊維製品が対象です。
●正式名称・読み方
「GOTS」は「Global Organic Textile Standard」の略称で、「ゴッツ」と読む。GOTSは、日本語で「オーガニックテキスタイル世界基準」といいます。
●オーガニックテキスタイルの世界基準
ウールやコットン、絹などの原料繊維の原料の70%以上がオーガニックであることだけではなく、繊維の収穫〜加工〜製造〜流通の全ての過程において環境的・社会的に配慮した方法が実行され、一般製品との混合や汚染がないように管理されており、消費者の手にわたるまで「繊維製品が正しくオーガニックである」ことを保証する世界共通のルールを言います。
原料の70%以上がオーガニック繊維であること、加工がオーガニックな方法で行われている事、遺伝子組換え技術を使用しない事、水・エネルギーの使用に関して環境目標を設定している事、毒性のある薬剤を使用しない事、衛生的で安全な労働環境である事、搾取や差別のない労働条件を満たしている事、トレーサビリティー(生産履歴の追跡可能性)が確保されている事などの要求事項があり、第三者による審査・認証を受けることが求められています。
●オーガニックコットンと書いてあっても本当にオーガニックコットンかわからない
製品にオーガニックコットンと書いてあっても100%オーガニックコットンなのか、5%だけオーガニックコットンで残りは普通のコットンなのか、これも私たち消費者には判断のしようがありません。
実は、農薬や化学肥料を極力使用せずに育てたオーガニックコットンも、農薬や化学肥料を大量に使用して育てたコットンも、収穫したコットンから検出される成分には差がなく判断ができません。そのため、本当にオーガニックコットンなのかどうかを知るためには栽培している農場に出向かないといけません。GOTS認証では農場まで行って監査を行っています。